日本株に投資するなら、低コストのインデックスファンドに注目!

2012-03-16

参考ファンド

分類 ファンド名 委託会社 信託報酬等
(税込)%
純資産額
(百万円)
トータルリターン
1カ月 1年間 3年間
(年率)
国内大型グロース インデックスファンド225 日興 0.55 193,140 4.08% -12.68% 4.63%
国内大型ブレンド ニッセイ 日経225インデックスファンド ニッセイ 0.29 28,389 4.09% -12.54% 4.86%
国内大型ブレンド トピックス・インデックス・オープン 野村 0.65 23,479 3.60% -15.62% -0.28%
国内大型ブレンド eMAXIS TOPIXインデックス 三菱UFJ 0.42 2,111 3.63% -15.32% -

(出所)モーニングスター作成。2012年1月末基準
信託報酬等(税込)は、小数点第3位を四捨五入し第2位までを表示。

長期低迷が続き、上昇エネルギーを備えた日本株式

 2012年に入り、日本株は堅調な展開が続いています。2月29日までの年初来騰落で日経平均株価が15.00%、TOPIX(東証株価指数)が14.73%上昇しました。この反転を機に、日本株に投資しようと銘柄選択を始めた投資家も多いのではないでしょうか。図表1.は2000年からの日本、米国、ドイツと英国の株式指標の推移を示しましたが、日本株式の長期低迷が目立ちます。

図表1. 主要市場の株価推移

図表1. 主要市場の株価推移

(出所)モーニングスター作成。2000年1月を100として指数化

図表2. バリュエーション指標

図表2. バリュエーション指標

(出所)モーニングスター作成。
2012年2月末時点、日経平均の予想利回り(左軸)は1.9%、
PBR(株価純資産倍率)(右軸)は歴史的に低い1.09倍

 また、日経平均株価のPBR(株価純資産倍率)も1.09倍と2006年の2.44倍からみると、割安水準となっています。一方で、上場企業の収益をみると、コスト削減や効率化に努めた結果、ある程度の円高に耐えられる体質となった企業もあり、震災や歴史的円高に翻弄された2012年3月期に対して2013年3月期は相当の業績回復が見込まれます。

 長きに渡り低迷が続いた日本株式市場だけに、今後の上昇に対してのエネルギーは大きいと期待したいものです。日経平均株価のPBRが再度2006年の2倍を目指して上昇開始したと想定すると、今後数年の投資期間が必要と思われるため、国内の株式市場全体の動きをとらえ投資できるインデックスファンドのうち、コストが低いファンドに注目してみます。

国内の株式市場全体の動きをとらえ、低コストで投資できるインデックスファンド

 インデックスファンドは、投資戦略の策定や個別銘柄の調査・分析に大きな手間をかけず、また頻繁な売買も行わないため、アクティブファンドと比較してコストが低い傾向があります。そのためファンドの保有期間中に負担する信託報酬等(税込み)は、インデックスファンドの構成銘柄と同じ属性の銘柄に投資する「国内大型ブレンド」や一部の「国内大型グロース」と比較して、平均では年間で約0.8%以上低く抑えられています。また、たかが年率0.8%の差ですが、運用収益に影響するため長期に保有する場合は、コストの差が明確に出てきます。図表3.で最も目を引くのは、日経225連動型とTOPIX連動型で最も信託報酬の低いファンドの一つ「ニッセイ 日経225インデックスファンド」とTOPIX連動型の「eMAXIS TOPIXインデックス」であり、際立って低コストであると分かります。

図表3. 国内株ファンドの信託報酬等(税込み)の比較

図表3. 国内株ファンドの信託報酬等(税込み)の比較

(出所)モーニングスター作成。モーニングスターの類似ファンド分類の平均値を算出

図表4. コスト差によるリターンの差

図表4. コスト差によるリターンの差

 例えば、年率5%のトータルリターンで運用される2本(Aファンド、Bファンド)の信託報酬等(税込)が0.3%と1.5%の場合、元本として100万円を投資すると、10年後のAとBのファンド価値には約17万円の差がつくことになります。

運用の目的は明確で、パフォーマンスや値動きが分かりやすい

 日経平均株価(225種・東証)やTOPIXは、日本株の動きを表す代表的な指数として、ニュースや新聞など頻繁に報じられ、日々の値動きについてもチェックしやすく透明性が高いという特徴があります。但し、馴染みが深く、より分かりやすい株式指数としては、半世紀以上の歴史をもち知名度が高い日経平均株価が挙げられるでしょう。

 図表5は、日経225連動型とTOPIX連動型のファンドから時価総額で上位の「インデックスファンド225」と「トピックス・インデックス・オープン」が如何に各ベンチマークに連動しているかを示した指数チャートです。両ファンドもベンチマークに対して、若干の乖離が生じることもありますが、ほぼベンチマークに連動しています。この値動きや連動性については、各運用会社が更新する月次報告書などにも掲載されます。

図表5. ベンチマークに連動するインデックスファンドの値動き

図表5. ベンチマークに連動するインデックスファンドの値動き
図表5. ベンチマークに連動するインデックスファンドの値動き

(出所)ファンドの基準価格(分配金再投資)、1993年1月を100として指数化しモーニングスター作成。

注目の国内株式インデックスファンド

ファンド名 委託会社 信託報酬等
(税込)%
純資産額
(百万円)
ニッセイ 日経225インデックスファンド ニッセイ 0.29 28,389
eMAXIS TOPIXインデックス 三菱UFJ 0.42 2,111

(出所)モーニングスター作成。2012年1月末基準
信託報酬等(税込)は、小数点第3位を四捨五入し第2位までを表示。

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